dポイントの出口戦略!ドコモ料金充当が最強の理由

ドコモ経済圏

dポイントの使い道に悩んだことはありませんか?

dポイントは、ドコモのケータイ料金やサービス料金、ドコモ光、ドコモ電気の料金に充当することができます。1ポイントから利用可能で期間・用途限定ポイントも使用できますので、ドコモユーザ限定ですが、最有力のポイント活用先です。

ドコモ利用歴20年以上の筆者がポイント充当について詳しく解説します。

ポイント充当の仕組み

対象の料金

ドコモのケータイ料金/サービス、ドコモ光、ドコモでんきの利用料金のうち税抜き金額が充当対象です。

  • irumo、ahamo料金、各種dサービス(dアニメストアなど)、スゴ得コンテンツの月額料金も充当対象です。
  • 「税抜き」金額からポイント充当分を引いた後に消費税が計算されます。
    • 現在消費税は10%ですので、実質1pt=1.1円でdポイントを利用できます。
    • Note: 2023年10月以降、インボイス制度の対応として税区分の見直しが行われた結果、現在の消費税計算となりました。

ドコモ公式より抜粋 (dポイントクラブ > つかう > ドコモ料金への充当ガイド)

    対象外の料金

    以下の料金はポイント充当対象外です。

    • 他社接続サービス通信料、分割支払金/分割払金、d払い(電話料金合算払い)、コンテンツ使用料/iモード情報料、ユニバーサルサービス料、契約事務手数料/登録手数料、工事料、解約金、料金明細サービス利用料、再生可能エネルギー発電促進賦課金など

    ポイント充当上限

    月ごとの充当上限額は以下の通りです。

    • ケータイ料金/サービス料金:30,000pt (ドコモのケータイ回線を持っていない場合は5,000pt)
    • ドコモ光:10,000pt
    • ドコモ電気:10,000pt

    ポイント充当できないケース

    以下のケースではポイント充当できません。

    • 法人契約(ドコモビジネスメンバーズ会員)はポイント充当不可
    • 「一括請求グループの子回線への充当」を代表回線から申し込みできない
      • 充当したい回線それぞれからの申し込みが必要。ただし、ポイント共有グループで「ポイント利用拒否設定」している場合、子回線からの申し込みは不可。
    • 回線解約時の店頭での料金支払いではポイント充当できません。

    対象期間と繰り越し期間

    • 申し込み月の翌月請求分に充当されます。
      • 申し込み月の末日までに申し込み完了すると、翌月請求分への充当へ反映されます。
    • 申し込んだポイント充当額が充当対象料金を超えた場合、超過分は翌月以降に繰り越して充当されます。
      • 繰り越しは最長6か月。6か月経過すると充当ポイントは消失します。
      • 一度申し込んだ充当ポイントはキャンセル/変更できません。
        • 充当対象サービスを解約した場合も充当ポイントは返却されません。

    料金充当特典

    • 会員ランク3つ星以上の場合、充当したポイントに対して充当額が1~5%、翌々月の支払に追加されます。

    ドコモ公式より抜粋 (dポイントクラブ > ご利用ガイド > dポイントクラブの会員ランクとは > 料金充当特典とは)
    • 追加の料金充当は期間限定の特典です。2025年4月時点では特典終了時期は提示されていませんが、特典終了の3か月前までにdポイントクラブサイトなどで告知されます。

    申し込み手順

    ケータイ/サービス料金への充当を例に手順を説明します。ドコモ光/ドコモでんきの支払いへの充当も同様の手順です。

    1. dポイントクラブ > つかう > ドコモ料金への充当 にアクセスします。

    • 未ログインの場合はログイン画面に遷移しますので、ログインして先へ進めます。

    2. 充当したい料金の「充当する」を選択します。この説明ではケータイ/サービス料金への充当を選択します。

    3. 「充当するポイントを入力」の入力欄に充当したいポイント数を入力します。

    • 1ptから充当できます。
    • 画面上部に繰り越し充当残高、画面下部に過去3か月の対象料金と充当履歴が表示されますので、充当額の参考にしましょう。

    4. 「注意事項および同意事項」の下の「確認しました」にチェックを入れて、「申し込み内容の確認へ進む」を選択します。

    5. 次の画面下部「申し込む」を選択して申し込み完了です。

    ポイント充当のメリット

    • 非課税(実質1pt=1.1円)
    • 期間限定ポイントを使える
    • 充当額特典

    期間限定ポイントの使い道は他にdショッピング、d払い、日興フロッギー、マネックス証券などがありますが、ポイント充当だけが現金/カード払いよりも高い効率が得られます。ポイント充当で浮いた請求料金分、他のサービスを現金/カードで利用することで実質2重の還元が得られます。

    例えば、2,000ptのポイント充当により、2,200円分の現金支出が減ります。浮いた2,200円分はdショッピングデーの10%還元を利用しますと、ポイント消費2,000ptで2,200円分の商品購入に加えて220pt(10%)獲得しますので、420円相当(21%)の得となります。

    ポイント充当のデメリット

    • 獲得ポイントが減る
      • 料金支払いによる獲得ポイントは、ポイント充当分を引いてから計算されます。獲得ポイントの減少分以上に、消費税分と追加充当額による効果が大きいので、ポイント充当が得であることには変わりありません。
      • dカードGOLD(またはdカードPLATINUM)を料金支払いに設定している方は注意が必要です。
        • dカードGOLDの場合、契約プランに依ってケータイ料金やドコモ光の料金に対して、税抜1,000円ごとに10%のポイント還元率が適用されます。(還元率は変更される場合がありますので最新情報はドコモ公式をご確認ください。)
        • dカードGOLDの年会費11,000円に対して、ドコモ料金支払いで獲得できるポイントだけで元を取ろうとすると、月あたり税抜10,000円以上の料金支払いに対して10%還元が得られることが、損益分岐点となります。
        • ポイント充当により、月あたりの支払額が税抜10,000円を下回ったとしても、消費税分のメリットと追加充当額があれば収支は寧ろプラスですが、還元率をdカードGOLD保有の決め手と考えている方は、別のポイントの使い道、あるいはノーマルカードへのダウングレードも検討した方が良いかもしれません。
      • 獲得ポイントの減少は会員ランクにも影響することにも注意が必要です。

    ポイント充当額の考え方

    ポイント充当のメリットとデメリットを踏まえて、最もお得なポイント充当額の決め方を考えましたので、参考にしていただければ幸いです。

    • 会員ランクとポイント効率を天秤にかけて、会員ランクを上げる/維持することを優先するか、ポイント効率を優先するか、決めます。
      • 会員ランクによる恩恵は、会員ランクと各サービスの利用状況に依ります。ご自身の利用状況を考慮して目標ランクを決めます。
    • 会員ランクを優先する場合、目標ランクの達成に必要な獲得ポイントを下回らにように、ポイント充当額を調整します。
      • 税抜金額1,000円単位未満の端数のみポイント充当すれば獲得ポイントは減りません。
      • 消費税分の減額効果を考慮すると、dカードGOLD以上を使っていなければ、獲得ポイントが減ってもポイント充当した方がお得です。ただし、目標会員ランクに必要な獲得ポイントを下回らないよう注意しましょう。
    • 会員ランクを気にしない方は、全力でポイント充当しましょう。保有dポイントが請求額よりも少ない、且つ会員ランク3以上の場合は100pt単位で充当します。
    • 1円単位まで調整したい方は、さらにポイント充当後の税抜請求額の下一桁が9円になるように充当額を調整しましょう。
      • 消費税計算は端数切捨てであることを筆者のirumo料金の請求額で確認しました。
    • ポイント充当額と支払金額の関係をグラフにしました。税抜支払額が1,200円の場合のポイント充当額と還元率毎に支払金額を表しています。縦軸はポイント充当後の税込支払額+ポイント充当額(1pt=1円で換算)です。
    • 通常ポイントはdポイント投資など他の使い道に取っておきたい場合は、期間限定ポイントのみを充当します。
    • dカードの利用がある場合は、ドコモ料金へのポイント充当後も余ったdポイントを”カード利用料金への充当”に使うことをおすすめします。消費税分や追加充当のメリットはありませんが、獲得ポイントが減らないため、高還元率カードとの相性が良いですし、現金支出を減らすため無駄がありません。

    活用例

    • irumo 0.5GBの月額料金は税抜き500円、スゴ得コンテンツの月額料金は税抜380円です。スゴ得コンテンツを活用したポイ活で月880pt以上獲得すると、実質無料でirumoを利用できます。ただし、ユニバーサル料 2円と電話リレーサービス 1円はポイント充当対象外ですので、月あたり3円の支払いは必要です。

    まとめ

    dポイントの出口戦略として最有力であるドコモ料金へのポイント充当について解説しました。

    • 実質1pt=1.1円で期間用途限定dポイントを利用できる。
    • 獲得ポイントと会員ランクへの影響を考慮して最適充当額を決めましょう。

    ポイント有効活用のご参考になれば幸いです。

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